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9ジョーいいとこめっけ


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2005年3月24日(木)に、池田香代子さん講演会「100人の村から憲法が見えた」(2005年4月10日(日))のプレ企画として、「憲法のおはなし会&ピースリーディング」と題したワークショップが開かれました。

ファシリテーターは、「あしたの9ジョーの会」の賛同人でもある、水野スウさん。

ワークショップは、昼の部と夜の部の2回開かれ、あわせて19名の方々が参加しました。憲法の3つのSOUL探し、憲法クイズに始まり、『やさしいことばで日本国憲法』を参加者全員で読みながら、ベアテさん『1945年のクリスマス-日本国憲法に「男女平等」を書いた女性の自伝』のこと、9条のいいとこめっけ、憲法第96条のこと、アレン・ネルソンさん『「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」−ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」』の言葉など、スウさんから解説をいただいたり、みんなで話し合ったりと、濃い2時間を共有しました。

以下は、水野スウさんが「9条のいいとこめっけ」から拾ってくれました。


けんぽうワークショップで、「9条のいいとこめっけ」をしてみました。9条があることで、いいこと、よかったこと、を一人ひとりが短い時間内で書き、それをすぐ集めて、読みあげました。

  • 戦争で家族がばらばらにならない
  • 日本の周辺の国に安心を与えた
  • 自分自身、徴兵されて兵隊にならずにすんだ
  • 自分の意思ではないのに、人を殺したり殺されたりすることをしなくてよいところ
  • いのちの期限を国の力で決めなくてよいところ
  • 戦争は法律違反だといえること
  • アメリカの戦争の下請けをしないでいられること
  • 9条があるから、アメリカは日本と二国間軍事同盟を結びたくても結べない
  • 有事関連法で、日本が戦争の出来る国になる準備は整ってしまった、9条は最後のはどめ
  • 自分には男の子が5人いる。昔の母親たちの苦しみ、悲しみを味わうことなく過ごせているのも9条のおかげ
  • 毎日の暮らしの中で戦争による恐怖心を持つことはなかった
  • ここ数年前までは子どもたちの未来に不安を感じることがなかった
  • 夜でも幼い子どもと一緒にいろいろなところへ出かけられること
  • 病気の祖父が、がんばり続けて生きていてくれることをうれしいなあと思える
  • アメリカが世界のどこかに仕掛ける戦争の、手伝いをせずに今まで来れたこと
  • 人殺しをしなくちゃならない恐怖、殺されるかもしれないという恐怖を感じなくてよい
  • 国と国との争いは話し合いで解決してきた
  • 自分が40代、50代、60代、、になるときのことを考えることができる
  • いい意味(?)で平和ボケでいられる
  • 人を殺すのは悪だと本気で信じていたし、今も信じている
  • 他国(ドイツ)の徴兵制に驚いた、逆に良心的兵役拒否の多さにも驚いた
    9条はなんて進んだ憲法か、と自分の国を誇りに思えた
  • 人を殺しても罪にならないという、交戦状態にある国にあたえられる特権を日本が持っていないこと
    だからこの60年間ちかく、国の名のもとの戦争で一人も殺さなかった
  • 夜、お布団で安心して眠れる
  • みんなで歌ったり、笑ったり、語り合うことができること

毎日のなにげないことーー語り合うこと、歌うこと、夜、安心して眠れること、そして未来の夢を描けること、みんな9条のある国に生きているから可能なことなんだ、と、あらためて実感させられます。

イラクでもパレスチナでもアフガンでも、この中のいくつが可能だろう、、、。

(by 水先案内人 水野スウ)

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