この、どこの国にもない憲法が
戦後の日本であっさり受け入れられました。
なぜでしょうか？
長い長い間 殺し合いを続けた末に
世界中の人々の間に
「戦争はもうほんとうにうんざり」という気持ちが
満ちていたからではないでしょうか？
いま、この日本国憲法第９条は
世界中で、戦火に疲れた人たちや、
平和を求める人々の
あこがれの的になっています。
「９条にノーベル平和賞を！」と
頑張っているグループもあります。
国際司法裁判所など
国際紛争を平和的に解決する制度にも
世界の知恵が集まっています。※
２０世紀の１００年間で、約２億人が
戦争によって殺されています。
兵士だけでなく、多くは民間人でした。
兵器がたいへんに強力になっていることを考えれば
今世紀、同じ１００年を繰り返すことはとてもできません。
しかし今 日本は この憲法をすて
「戦争のできる国」になろうとしています。
自分が、家族が、大切な人達が
病気でもなく交通事故でもない
「戦争」で死ぬことを
あなたは想像できますか。
だれかが作った理由のために人を殺す
その覚悟が出来ていますか。
アメリカ合衆国では、
軍事費に予算が取られすぎて
公立小学校でトイレットペーパーが
買えないほどなのです。
未来の子どもたちに、
どんな１００年を引き継ぐのでしょうか。
私たちは、
「戦争することを 国にみとめない」
この憲法９条こそが
これからの新しい世界のために
必要だと思っています。
同じ考えの方はお名前をお寄せください。
知恵を出し合いましょう。
９条は変えたほうがよいと思われる方は
ご意見をお寄せください。
未来の命もふくめた
たくさんの命がかかった
歴史の曲がり角です。
政治家だけにまかせず、
今 しっかりと話し合いませんか。
| ※国際司法裁判所 |
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国と国の間のもめごとを条約や国際慣習法にのっとって裁く場。いままでに、領土問題など数多くの問題を解決しています。 |
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